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女性会
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第47回全国商工会議所女性会連合会石川全国大会

 10月22日~24日に開催される第47回全国商工会議所女性会連合会石川全国大会は、石川県内7商工会議所の一大事業であり、本県を全国に発信する絶好の機会です。開催が迫るなか、地域の女性経営者が集う女性会活動が地域の活性化や連携など、担う役割について、各女性会にお話し頂きました。

 司会=炭哲男 全商女性連石川全国大会実行委員会事務局長

-全国から3,200人強の女性経営者らを迎える石川全国大会の開催が、いよいよ目前に迫ってまいりました。まず木下大会長に、開催に至った経緯をお尋ねします。

大きな経済効果を地域にもたらすイベント

木下 私が他地域の全国大会に参加したのが、今から15年程前です。大会では全国から多くの参加者が集まり、物産展などを含め、地域に大きな経済効果がもたらされる事を目の当たりにしました。そこで、これをなんとか本県にも誘致したいと考えたのが一つのきっかけです。

 実際に、誘致に名乗りを挙げたのは、およそ9年前です。その際、全国大会を誘致するには県庁所在地に女性会が必要である事が分かったのですが、当時、金沢には女性会がありませんでした。そこで珠洲、輪島、七尾、小松、白山、加賀の6女性会がそろって、金沢商工会議所に設立を働き掛けた結果、深山会頭等のご助力もあり、7年前に金沢で女性会が結成されました。それから、全国大会の誘致活動を進め、5年前に念願の石川全国大会の開催が、正式に決定したわけです。

 3月に開業した北陸新幹線の存在も、県内女性会の活性化と全国大会誘致の追い風になりました。本当にここまで長い道のりでしたが、皆様に喜んで頂ける大会を実現し、石川の魅力を積極的にアピールしたいと考えています。

-それでは、全国大会開催に向けた期待等について、各々の地域や広域的な視点から、ご意見をお聞かせください。

平蔵 3月の新幹線開業後、映画「さいはてにて」の効果もあり、七尾や輪島経由で、珠洲まで足を延ばす人が増えました。能登は、夏から秋にかけて、日本遺産にも指定された勇壮な「キリコ祭り」が盛んな時期を迎えています。

 また、2月に、食のイベント「珠洲食祭まるかじり」を開催し、女性会も大鍋で温かいダンゴ汁やカニ鍋を振る舞い、盛り上げに一役買っています。

 今回の全国大会では、女性会ならではのおもてなしで、珠洲の魅力をアピールしたいと思います。

堂上 輪島では、NHK連続テレビ小説「まれ」と新幹線開業効果で、朝市の来客数は5月時点で40%増、宿泊数も30%増となり活気が出ています。

 今年は、2万1千個のLEDで千枚田を彩るイベント「あぜのきらめき」が、全国大会に間に合うように開催時期を早め、10月10日から開催されます。

 海へ向かって広がる、輪島の千枚田ならではの景観を強くアピールして、さらに来客数が増えてほしいと期待しています。

吉田 白山市の観光のメインは白山周辺ですが、世界遺産の岐阜県白川郷へつながる「白山白川郷ホワイトロード」が、春から従来の半額の片道1,600円に値下げされ、誘客の要になっています。

 今後は、福井県や富山県にも連携の輪を広げて、人を呼びよせる工夫が必要だと思います。

広域観光をテーマとしたエクスカーションが人気

 小松では今年5月、天皇皇后両陛下にご臨席頂き、全国植樹祭を開催しました。女性会はボランティアや式典に参加し、小松商工会議所の「花いっぱいコンテスト」にも協力しました。おもてなしの心を持って、地道にこつこつやる活動をこなせるのが、女性会の良さだと思います。

 10年後には皇太子殿下をお迎えして全国育樹祭が開かれるので、今後も活動を続けていくつもりです。

 空の玄関口の一つである小松空港は、航空券や駐車場の料金が値下げされ、国内各路線間の乗り継ぎ便についても従来以上に利便性が増したので、ぜひ活用して頂きたいです。

 また、嬉しい事に世界的なガイドブック「ミシュラン・グリーンガイド」で、那谷寺が評価され星を獲得しました。全国大会のエクスカーションでも那谷寺と福井県の永平寺などを巡るツアーが早々に定員に達したと聞きました。今後も加賀市や福井県などと連携する広域観光の視点で、誘客に力を注ぎたいと思います。

丸谷 加賀市は、山中、山代、片山津のほか、隣接して粟津、福井県の芦原と、車で30分足らずの距離に個性ある5つの温泉があります。昔から「五里五湯」と呼んで、それぞれ広域での交流を深めてきました。また、加賀の橋立港や小松の安宅港、福井の三国港でとれる新鮮な魚介類や農産物など、地域の魅力を連携して情報発信するよう努めています。

 さらに九谷焼や山中漆器、越前漆器などの伝統工芸で、全国でもトップクラスの本物に出合える地域です。

 最近では地元の歴史や文化、自然、食などを次の世代に伝えるため、「加賀ふるさと検定」や「おもてなし講座」も実施しています。この活動が目指すのは、住民に地元の魅力を熟知して頂く事に加え、地域の人々とのふれあいを通じて、観光客にも「ぬくもり」を感じて頂ける町になる事です。

木下 七尾では、全国大会にあわせて、七尾出身の絵師・長谷川等伯の水墨画を中心とした美術展が開催され、同時期にJRのデスティネーションキャンペーン及び10月3日より運行されている観光列車「花嫁のれん」と、お酒も飲めてゆっくりできるプラン等が用意されている、のと鉄道の観光列車「のと里山里海号」との連携により、より一層地域観光の起爆剤になることを期待しています。

石川らしさのアピールに腐心

宮川 北陸新幹線開業により、さまざまな業界が恩恵を受け、女性も働きやすくなったと感じています。この効果を持続させる事が何より重要です。

 全国大会では、石川らしさをどのようにアピールすればお客様に伝わるのかに腐心しました。懇親会は地元の食材をベストの状態でご堪能頂けるようこだわりました。

 また、今回の全国大会は商工会議所にとどまらず、石川県全体に関わるイベントでもあります。参加者が県内どこへ訪れても、温かく迎えられる体制を作る事も大切です。

 リピーターを増やすため、石川県全域でおもてなしして頂き、全国大会を大成功させたいと考えています。

(文中敬称略)