2月25日(水)七尾鹿島広域商工団体懇談会は、加賀屋において七尾商工会議所と中能登町商工会、能登鹿北商工会の代表者17名が出席して開かれた。
懇談会では、はじめに北陸先端科学大学院大学知識科学研究科教授近藤修司氏より「人を元気に、企業を元気に、七尾鹿島モデルの創出」をテーマに講演があった。
近藤教授には、日頃より七尾市経済再生戦略会議、七尾市・中能登町産業活性化戦略会議、能登七尾人間塾のコーディネーターとしてご尽力いただいており、改革する知識を手に入れ、それを力にしていくことを説いている。
意見交換会では、各地域の課題や今後取り組む事業などについて説明があり、「能登有料道路の前倒し無料化が必要」、「新年互礼会を広域の団体で開催し、情報交換の場にするなどもう1歩進めていくなど経済団体がもっと緊密に連携していくことが大事である」「中島駅において農産物の直売施設の整備を進めている」などの意見が出された。
なお、近藤教授の講演要旨は下記のとおりである。
経済再生は改革・改善であり、変える時には環境変化が大事である。これまでの歴史を振り返ると量的拡大の時代から市場成熟の時代に移行し、これからは、人間力が必要な時代になっている。いわゆる価値創造期である。 今回の経済不況は、これまでの産業構造の変革というよりビジネスモラルの崩壊が原因でないかと考えている。
不況対策には、もう一度マネジメントの原点に立ち返ることが必要である。マネジメントの原点とは、それぞれの企業・組織に持っている得意技をベースに社会に貢献する顧客を創造するということである。原点に立ち返り、プロとして個々の技術を高め誰よりも上手にしかも正確に問題解決して顧客、社会から感動を引き出す。このことが出来れば、今の不況は乗り越えることが出来る。
■この地域で改革実践をする中で次のことが見えてきた。
1つは、「自分ごと」。「他人ごと」でなく「自分ごと」で行動する。組織の中で価値を創造する人材を増やすことである。
2つ目は、「4画面思考」。4画面思考の改革実践で未来創造することであり、「現状の姿」(現状認識)、「ありたい姿」(理想)、「なりたい姿」(期限付目標)、「実践する姿」(毎日繰り返し行う)の4サイクルで実践すること。
3つ目は、異質の知識の交じり合いで「改革の輪」を増やすことである。
■未来を創り出す経営
1.理念、2.品質を高める、3.コスト、4.品揃え、5.cs(顧客満足)、6.イノベーション(その企業にしか出来ない価値を提供)、7.雇用・社会貢献これらの総合的な問題解決が求められる。
■企業や地域が元気かどうかは知力と改革力で判断できる。
知力は、「知恵と活力がうまく結びついているか。」改革力は、「人数×やる気×方針」
■3つの組織で進化し続ける