2月12日(木)~2月13日(金)、石川県東京事務所において能登空港の利用促進と新しいビジネスチャンスを目的に企業経営者を招いたセミナーが、能登地域の商工会議所・商工会から13名が参加し開催された。
セミナーでは、株式会社メル・ポスネット代表取締役社長河野隆弘氏から会社並びに事業概要について約2時間に亘り説明を受けた。
同社は、2000年10月に設立され、年商70億円、資本金2億1,450万円、従業員数は43名である。
基幹事業は、ポスティング事業とセールスプロモーション事業である。
ポスティング事業とは、ポストとingの造語であるが、家庭のポストに企業からの依頼を受けチラシを投函していく事業であり、当時郵便事業民営化移行に伴い佐川急便から事業インフラづくりを手伝ってきた。
当初は、全国組織(40社、35,000人)の中で事業をやってきたが、事業の独自性を出さないと将来展望が見えてこない。企業をターゲットにし、企業のニーズにあった事業戦略を構築し、費用対効果を生み出す事業に転換するため独立開業した。
営業する中で、折り込みチラシとポスティングの競合があった。ただ、折込みチラシは、全国紙であれば1日で800万部に一斉に入れるのであるが、ポスティングは、企業のニーズに沿ったエリアと期間を決め、柔軟に対応していく違いがある。
現在、お客様の立場に立って、お客様が売りたいプロモーションで利益を上げ、誰に勧め、どういう手段があるのかそれらを非常にスムーズ形で発注するソフトを開発した。Maplanというソフトであるが、ヤマト運輸、電通と提携し、事業を進めている。
ただ、お客様のお店に魅力がなければ、集客、収益に繋がらない。集客と販売、それを消費者に伝える企業(同社)が一体にならないと成功しないと感じてきた。
ここで重要なのは、マーケティングし、プロモーションし、お客様に満足を与えていくことが完成形でないかと思っている。
そこで、商品の良い悪いを的確に回答してくれるダイレクトマーケティングが必要になり会員組織を作ることが必要になった。それが、「サンプル・ラボ」である。
「サンプル・ラボ」は、会員を募り自社店内で企業の新商品のサンプルを無料で提供し、その商品の評価をする事業で、現在会員数は40,000人、回答率は実に90%を超えている。
企業側にとっては、使っていただきたい消費者にサンプルを提供し、評価をいただくわけで、企業の商品戦略を大きく左右していると言っても過言でない。
今後の展開としては、国内は、全国6箇所(福岡、大阪、名古屋、札幌等)のGMSへの出店計画、海外には2008年9月にソウル、その後シドニーと上海への出店計画やコーヒーショップと融合し、滞留時間を長くする店舗構成も計画中である。
さらに、日本商工会議所には、国内外5,000社が集まる東京大手町において「お国自慢商品&技!サンプル・ラボin大手町」を提案している。
今回のセミナーを通じて、地方ではなかなか販路拡大などビジネスチャンスが無い中で、サンプルを提供し信頼できる消費者からの評価、口コミで売上げに繋げるチャンスにもなりおもしろい事業である。