平成24年度の新春を迎え、謹んでお慶び申し上げます。
さて、昨年の3月11日に発生した東日本大震災は東北地方を中心に甚大な被害をもたらし、年が明けた今もその影響は残っております。ただ、国の大規模な復興予算も決まり、被災地の皆さまのご努力もあり、復興へ向けての歩みは一歩ずつ進んでいると思います。
また、昨年国内で賛否両論が巻き起こったTPP(環太平洋経済連携協定)は、今後の日本経済の将来を左右する問題であり、私ども経済界も高い関心を持って次の展開を注視していきたいと存じます。
さて、国内政治では、昨年、菅政権から野田政権に交代し、税と社会保障の一体改革に伴う消費税の増税法案提出の動きを受け、景気回復と財政再建をいかに両立するかの議論が大きくなっております。こうした負担増を国民に理解してもらうための説明責任を果たす事が現政権の大きな使命だと考えます。
当会議所は今年度に地域の魅力向上策と七尾商工会議所の将来像を盛り込んだ行動ビジョンを策定中であります。
平成26年度末に予定されている北陸新幹線金沢開業により、首都圏から多くの人口流入が予想されます。この機会を逃さず、地域の魅力をアピールするためのビジョン策定により、七尾はじめ能登全域の交流人口拡大を目指していきたいと思います。
また、今年度は会員企業へのサポートの一環として経営力アップセミナーを年間30回の予定で実施しており、現在まで多くの会員の皆さまに受講していただき、商工会議所の存在意義をアピールできました。
商工会議所としての将来ビジョンは、こうした会員にとって魅力ある事業を実施し、業績向上につなげると共に、組織力強化を図る事を使命(ミッション)として策定していかかねばならないと思います。
能登地区では定住人口減少と高齢化が益々進んでおり、地域産業は極めて厳しい環境におかれております。こうした時こそ、商工会議所は地域経済の核として大きな役割を担っていく事をお誓いし、新年のご挨拶と致します。
12月21日(木)、七尾市長 武元文平氏を講師に迎え、第17回経営力アップセミナーを開催した。テーマは「今後の七尾市政について」で、参加者は約100名。
武元市長は、「七尾市の高齢者世帯は、夫婦、一人暮らしの比率で43.6%となっており、高齢化率は高まっている」と述べ、「労働力人口も昭和60年から約5,000人減小する等、人口減少は予想以上であり、工業出荷額、商業の年間販売額、和倉温泉の入り込み客数の減少と併せ、七尾の地域経済が厳しい現実に直面しつつある」と七尾市の現状について述べた。
次に「こうした現実を踏まえ、七尾市総合計画の実現に向け、のと・七尾人間塾で行った4画面思考で七尾市のありたい姿を目指していく」として「地域資源を活かした魅力ある七尾の発信、七尾に誇りを持つ市民の育成、安全安心で住みよい七尾づくりの3つをキーワードに将来像を描いていく事が今後の課題である」と強調した。
「のと・七尾人間塾を継続して実施しながら、企業と地域を元気にするための人材育成を推し進めていく」と締めくくった。
12月21日(水)に常議員会が開かれ、常議員等25名が出席し、平成24年度委員会事業計画案等について審議した。
冒頭、前山会頭が挨拶し、「今年は東日本大震災、欧州経済危機等、様々な出来事があったが、来年も地域経済活性化に一致協力して頑張っていきたい」と述べ、議案審議に入った。
総務企画、地域開発、商業まちづくり、産業ものづくり、港湾振興、観光交流、環境政策、調査広報、農商工連携特別、ビジョン策定特別の各委員会よりそれぞれ24年度事業計画案についての説明、報告があった。
意見交換では、長谷川等伯を広くアピールする取り組み、鰤を始めとする七尾の水産物をアピールする事、花嫁のれんや、能登の鵜まつり等の伝統資源もよりPRし、交流人口拡大につなげるべきではないかとの意見もあり、各委員会で具体的に取り組んでいく事を決め、常議員会を終えた。
12月17日(土)、七尾美術館アートホールが満員の観客で埋め尽くされ、「クリスマスジャズコンサート」はIJJA(石川ジュニア・ジャズ・アカデミー)の元気な演奏で幕を開けた。クリスマスメドレーの「Big Band Holiday」でクリスマスムードを盛り上げ、スタンダードナンバーの「A列車で行こう」では、プロミュージシャンもIJJAと一緒に演奏し、観客も手拍子を打つなど会場が一体となり盛り上がった。
一部と二部の間には、恒例のプレゼント抽選会も行われ、サンタの帽子を被ったIJJAサンタたちが当選者にプレゼントを手渡し、楽しいクリスマスの雰囲気に包まれた。
守屋純子氏率いるピアノトリオ(守屋純子/ピアノ、佐藤慎一/ベース、デニスフレーゼ/ドラムス)によるオリジナル曲の演奏で始まった第二部。一部とは一変して、しっとりとした大人のムードで観客を魅了し、ヴォーカルnoon(ヌーン)さんの甘く伸びやかな歌声によるスタンダード曲やクリスマス曲で、心地よいジャズの音色に酔いしれた。守屋純子氏が長谷川等伯の楓図からヒントを得て作った曲「Maple(メープル)」が、前日の新聞で大きく取り上げられており、曲の合間にはそれらの話題を交えたトークでも会場を沸かせた。
12月16日(金)に第4回ビジョン策定特別委員会(髙澤良英委員長)が開かれ、委員等11名が出席した。冒頭、髙澤委員長が「今回はビジョンワーキングの検討内容を踏まえた骨子案についてご審議いただきたい」挨拶し、懇談に入った。
まず、会員事業所アンケートについては「会員が商工会議所に何を求めているのかを明確にすべきであり、それに基づいたアクションプログラムが必要になる」「会員アンケートでは中小企業支援を望む意見が多い点から、企業活力強化、特に会員ニーズに合った個別サービスが重要」地域産業振興では、「新幹線二次交通、定住促進策の提言や、世界農業遺産、花嫁のれん、長谷川等伯をキーワードにした地域資源活用が大事である」という意見も出され、ビジョンの基本方針として「七尾エリアのビジネスネットワーク強化による産業の継続的な発展」を2012年から16年の七尾商工会議所の方針とする事を決め、12月21日の常議員会に中間報告として報告する。